http://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/m.htm
無限回廊と言うページ。日本で起きた主要事件について、その猟奇性だけではなく、事件のおきた背景や、裁判のその後までなるべく詳細を載せている。
新しい事件は知っているが、生まれる前に起きた凶悪犯罪などは知らないものも多く、
よくニュースで事件などを見ていて、最近の日本はどんどん凶悪になっていくなぁなどと思っていたら大間違いだった。
昔の事件もひけをとらないほどの凶悪犯罪である。
だがその中でもオウム事件はやはり日本史上最大の犯罪であったなぁと思う。
オウム事件で逮捕された人々の裁判結果やその後も細かく掲載されている。
どんどん昔の犯罪にさかのぼっていくに連れて、当時の経済的背景や、他の事件との関連が垣間見れて、不謹慎な言い方ですが、下手な推理小説を読んでいるよりも興味深い。
その中でも宮崎勤と大久保清の事件が非常に惨忍で、読んでいると胸がキリキリしてきます。
永山則夫の連続殺人は、厚生後、死刑判決が下るまでの過程が、教育の重要さを考えさせられてしまいます。
他にもあさま山荘事件とか、有名だけど詳細はよくわからないような事件について知っておくのはよいことかと。
弁護士を目指そうと思う方というのは、こういう内容を子供の頃に読んだりして目指そうと思うのだろうか。
個人的には、過去の凶悪犯罪こそ、教育の職業に関わる人間全てに知っていて欲しいことだと思います。
過去の過ちを犯してしまった人間を育ててきた家庭環境や、社会情勢を知らずして、どうして人を教育できるでしょうか。
養老さん、また出るらしいです。
今回もベストセラーになるのかしら。また読もうっと。