環境は先日決定したとおりで考えるとして
複数フローが集中したときに,負荷を監視し,
送信元ノードにReply,転送容量削減を目指す.
状態遷移図 ちっくなもの
余裕がある→通常通信へ戻る
↑
通常通信→(新規フロー発生)→<負荷計測>→余裕がない(集中状態)
↓
転送量削減←送信元ノードにReply
考慮すべき点
・負荷の計測
・送信元ノードへの連絡方法
・転送容量削減アルゴリズム
・負荷の計測
本システムでは動画Flowは一定間隔,一定期間で流れ続けるモデルのため
送信パケットごとに負荷分散を行う必要性は低い.
通常の負荷計測方法としては,RTTとパケットロス率を用いた
送信側でのトラフィック推定手法が多い(情報処理学会論文集2006Julyより)
他の負荷分散手法について調査
参考文献"マルチホップ無線LANにおける動的なトラヒック制御"
P36 過去の送信量と現在の送信量を基に使用帯域を推定するTSW(Time Sliding Window)
アルゴリズムというものがある.
D.D. Clark and W. Fang : “Explicit Allocation of Best-effort Packet Delivery Service,”
IEEE/ACM Transactions on Networking, vol.6, no.4, August. 1998.(古いナー)
読み進めてみますが,果たして読めたところで実装できるのでしょうか…
・送信元ノードへの連絡方法
映像データはUDPで転送されるが,ReplyパケットはTCPが好ましい.
負荷が集中している場合に迅速にTCPパケットが送信できるのか.
送信を開始する前なのでReplyパケットの遅延はさほど問題ない?
・転送容量削減アルゴリズム
アプリケーション側で容量削減(単純に送信データ総量を削減)するが
どの程度削減するべきか,スループットとの兼ね合いを考慮して
画像サイズ,フレーム数,転送間隔を何msにするか などを決定.