http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050622-00000171-kyodo-soci
8割が就職の「勝ち組」 新入社員の意識調査
一方、3年以内の離職率は高卒で50%、大卒で30%といわれている。残り20%が3年以内にやめると仮定すると、勝ち組だと思っているヤツの最低でも12.5%が3年以内に辞める。本来はもっと多いのだろう。そもそも3年後に会社があるかどうかさえわからない世の中ですよ。
↓ソース
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/chuuou/toushin/pdf/12-2.pdf
このニュースについて色々書いてみたけれども、消した。この二つを比べてどう感じるかが大事だ。その時々の状況によって変わる、感じ方が。
何を持って勝ちかという議論は答えのない議論なのだろう。あえて”勝ち””負け”に分けるとすれば、判断基準はどこにあるのか。「勝ち組」と思った新入社員は何をもってそう思ったのか。
当たり前のことだが、働くことの意義というのは、社会に自らの生産活動が還元されることだと私は考えている。自分の出来る生産物を提供し、見返りとして得た富を用いて、生み出すことの出来ないものに変換する。この工程が経済活動であり、労働の義務だと思う。その会社が何を生み出しているか、社会にとってどういう位置づけにあり、何を還元しているのか。この点が自分に適合しているのであれば、満足のいく就職といえる。ただそれで勝ちとはいえない。
結論、勝ち負けの判断は入社1年目で出来るわけがない。質問自体が愚問。勝ちと答える人の多さにも呆れる。逆に雇う側が、あえてこういう愚問をすることで、選定の目安に出来るという点は面白いかもしれない。